たまこが通う高校のモデルが判明?京アニの新作アニメ『たまこまーけっと』の、コミケ会場でのPVがYouTubeにアップされてます。なかなか興味深いですね。そして早速、物語の舞台「ロケ地」の特定を試みました。監督 山田尚子とテロップが表示される橋のシーン。ここはどこでしょう。
川幅は大きくありませんから鴨川でないことはわかります。背景には高速道路の高架のようなものが写り込んでいます。アニメの舞台となる出町商店街近くに高速道路や列車の高架はありませんから、あの辺りではないことがわかります。橋の特長は、、、橋脚は1つだけで、小ぶりな橋です。さらに橋脚には四角い「何か」があります。。。判明しました。この橋は「師団橋」です。
旧帝国陸軍の星のマークが橋脚に見て取れるのが特徴です。橋下を流れるのは琵琶湖疎水の仲間で「鴨川運河」です。
【訂正】
橋は「堀田橋」の誤りでした。場所はこちら。
伏見区深草という場所のようです。京阪本線藤森駅からすぐの場所です。なるほど。
ここからいくつか類推できます。まず、たまこたちが通う高校のモデルは「京都聖母女学院」だと思われます。
調べてみると、深草というところは明治の頃から旧帝国陸軍の施設が建てられ、軍人の街だったようです。「京都聖母学院」も元は第16師団指令本部だった。検索すればお分かりいただけると思うが、煉瓦作りの重厚な校舎は「けいおん!」における豊郷小学校旧校舎群を彷彿とさせます。
画像検索をかけると、「聖母女学院高等学校」制服はジャンパースカート、丸襟のブラウス。たまこ達のそれは、ここのをアレンジしたようです。厳格なカトリック校として知られるようですが、実写映画やドラマのロケ地として、過去何度も利用されているようなので、アニメのモデルとなってもOKかなと。
最寄の駅は京阪本線「藤森駅」(ふじのもりえき)。
繋がりました。たまこは京阪「出町柳駅」から「藤森駅」まで電車通学なんですね。所要時間は17分だそうです。夕暮れの賀茂大橋をみどりやかんなと歩くたまこが目に浮かびます。ひょっとして、スクープかも。。。
京アニはんが、わざわざ「京都を舞台にしたタイトル」を創る、と表明した以上、『けいおん!』(校舎のみ)や「中二病でも恋がしたい!」のように、舞台設定を滋賀県に逃がす、というようなことはしない、と仮定しよう。
聖地巡礼のことも考慮して、京都に金を落とす(ちょっと現実的だけど)、という前提で、ロケハンしたなら、やはり高校も京都市内のモデル物件で進行するのかなと。
制服のデザインをどこまで再現するかは、いわゆる交渉ごとなので、今作の場合は妥協点があれだったということでいいのではないでしょうか。
『氷菓』の場合は限りなくリアルの高校からOKもらえたから、ということだと推測できるし、今作はジャンパースカートと丸襟のブラウスが妥協点だった、というだけのことです。
設定画、先様に見てもらって、了承もらうっていう、当たり前の交渉が行われているはずです。
その結果アレンジされたのが、たまこたちの制服のデザインなんです。
ちなみにいまだ公表されていない高校名はどうなるんでしょうね。たまこたちの制服の胸にはうさぎのバッジが付けられているので、ここは普通に「うさぎ山高等学校」なんでしょうか。
ただし、今まで書いてきたことが仮に正しいとするなら、商店街から高校までは少し距離がありますしね。「うさぎ山」がどの程度の広さとエリアを指す地名なのかという設定によりますね。
ほかにもこのPVを見ると、いろいろ気づかされます。
まず、たまことあんこがたらいを持って銭湯へ行く場面がありますね。これは、、、入浴シーンがあるということです。
また、青く澄んだ空とビーチも写っています。王子がやってくる南の国のイメージだと思いますが、ビーチということは、、、まさかの水着回もあるってことでしょうか。
さらに、たまこの頭に乗った鳥をたまこの父、豆大が通りに放り投げた先にあるのは出町商店街の「ふじや鰹節店」と思われます。
「たまや」の店構えが和風なのに対して、ライバル店の「Oh!Zeya」(「大路屋」の意味と推測)はRICE CAKE(おもち)と謳うとおり、洋風のそれです。
さあこの妄想予測、どこまで当たるでしょう。