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劇場版「THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!」を観た。


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劇場版「THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!」を観た。

TVシリーズをひと通り観ているくらいなので、詳しい事情は知らない。
だから、ただでさえメインキャラが多いところに、バックダンサーが加わり、どうなることかと思ったら、案の定新規キャラがだしに使われ、物語の障害となって天海春香たちに圧し掛かる、という。

TVシリーズでは各キャラをメインにして、1話で盛り上げることが可能なので、ストーリーの構成が比較的楽なのに対し、本作ではスケープゴートをダンサーの一キャラと春香のふたりとしたことで、批判的な意見が出てくるのは理解できる。
段取り踏みたかったのだろうけど、最初は携帯電話やメールでコンタクトを取ろうとするのだが、結局のところ、本音を晒してフェイス・トゥ・フェイスで議論しなきゃいけないっていう伏線的描写は合宿シーンから撒かれているからね。
で、雨の中、件の春香FANの女の子を捜索、そしてそのオチにだれる、という。
障害を乗り越えてからの成長、という、すべての物語の王道を今作でやるにはそうせざるを得ないんだろうけど、少しフラストレーションが解けないまま終わっちゃったって感じ。

奇跡の5分間、とどこかで聞いていたため、ライブシーンは期待していたが、さほどのものでもない印象。
アリーナ、という大きなスケールの舞台装置のせいもあって、作画は引きの移動カメラがメインにならざるを得ない。手書き、CG以前の話で、出演キャラが多いゆえ、かえって画面の密度が過疎るのは仕方あるまい。
また、複数のメンバーが途中カメラ目線になるのだが、あそこは「?」となった方も多いのでは。
途中で気づくのだがあれはもちろん、アリーナ内のワイヤー・カメラが空中から彼女たちを追っているからであり、ほんの僅かだがカメラその物が描写されている。あのカメラ目線の一連の動きをやるなら、カメラレンズのキャラ逆像クローズアップから180度パンしてCCD側からレンズをすり抜けて、各キャラのカメラ目線、位にしたほうが効果的なのかな、と思った。
それと、いっても詮無いけど、アレだけ揉めたバックダンサーのダンスそのものがほぼワンカットしか描かれないのもストレス要因。

京アニ・ファンの私としては、高雄統子はんがどこまで本作に絡むのか、注目していたのだが、公式は「シリーズ構成」という情報しか出してくれない。本編エンドロールを観れば、絵コンテと演出にクレジットされているのがわかるのだが、サイトにも同様の記載をしたほうが彼女のファンも付いてくるというのに、勿体無い。公式サイトへのクレジット追加をお勧めします。
ただし、TV版20話の彼女の神コンテ・作画(演出を除く)の再現は拝めなかった。残念。

蛇足とはいわないけど、もう少しリラックスして過ごせる作品かと思ってました。
私はTV版で十分でした。

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