menehune旅写真プラス

menehuneの写真旅の記録。ヨコハマ、京都、北九州など、SONYの一眼レフデジカメα900、α99、そしてミラーレス一眼カメラα7で撮影した写真とインプレッションを紹介します。お気に入りの温泉、映画、グルメ、アニメのインプレもたまに更新します。


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映画『リズと青い鳥』を観た。追記あり。


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映画『リズと青い鳥』を観た。4/21に辻堂の109シネマズ湘南。今日4/22にブルク13。
やっぱり音はブルクだね。

ネタバレに関係する内容ですので、観賞前の方はご注意ください(汗)。←山田カントク風
というか、昨日公開された3分強のロングPV、見せすぎでしょw。




映画『聲の形』のスタッフが贈る最新作『リズと青い鳥

大方の鑑賞者は、本作『リズと青い鳥』が、TVアニメ『響け!ユーフォニアム』の完全新作である2018年秋に公開される作品の「ブリッジ」であることは理解していると思う。
原作を読んでいる方なら腑に落ちると思うが、みぞれと希美が3年生となり、全国大会金賞を目指す、その自由曲のタイトルが「リズと青い鳥」なわけで、原作『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 前編』を読み進めていくと解る。
つまり、今年秋公開の劇場版完全新作は、原作『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 後編』の最後まで網羅することに(多分)なるので、当然「リズと青い鳥」を(多分)フルで、しかも絵付きで披露することになるわけで、ただのスピンオフじゃなく、本作でみぞれと希美の関係性を、楽曲「リズと青い鳥」の背景を含め情報開示しておく必要はあったんだと思う。

「みぞれと希美の関係については、TVアニメ2期『響け!ユーフォニアム2』の1話から5話で一通り解決したんじゃねえの?まだ、うだうだ言ってんのかよ」と正直、本作を観て感じた方も多かろう。
面倒くさいよね。みぞれと希美の関係性は。傍で見ていて、相当面倒くさい。
ただ、原作者の武田はんと京アニはんとの間で打ち合わせがあったかどうかは知らんけど、原作で再び二人の間を拗らせるように書いちゃったんだからしょーもない、というね。
TVアニメ2期の4話、「めざめるオーボエ」とは何だったのか?という疑問が出ても当然だろう。
ただ、それ込みで、作品のための作品なわけで、呑み込むしかあるまい。

以下、観た印象と帰宅後調べてわかった点、およびmenehuneの妄想。

*オープニングの京アニはんのオープニングロゴ、今作でも水面の波の具合が変わっていますね。
やはり
作品ごとにエフェクトを変えてくる方向みたいです。

*原作『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 前編』において、低音パートの教室で【大好きのハグ】をプレーしている最中を映像化してくれていてニンマリ。

*みぞれと希美、二人の顔のアップ時は、映画『聲の形』でデザインされていた睫を強調する作画が踏襲されており好印象。等身を上げた各キャラの造型は美しく、付加された劇伴とともに、非常に観ていて心地良い。瞳といえば、表情にメリハリをつけるため、本作中ではあえて各キャラの左右の瞳の大きさを変えていますね。
カメラ側の瞳の奥にもう片方の瞳を敢えて描く、というのも本作の特長。
図書館から借りてきた『リズと青い鳥』の絵本の夢中の希美の斜め後ろから覗き込むむぞれ。そのみぞれの髪が、意思を持った生き物のように希美を絡めとろうとして動いているの、気づきましたか?

*オープニングとエンディングで提示される、英単語〈 disjoint 〉は、辞書で調べると溜飲が下がる、と同時に、諦めにも似た感情が湧いてくる。
この言葉の意味は、実は作中シーンで2度ほど解説されている。日本語で。ひとつは授業中の黒板で。もうひとつは図書室で広げる希美のノートの中に。
エンディングではこの単語の接頭辞が消されて、明るい未来が提示されたように感じますが、これは山田監督の言葉遊びかもしれません。決して交わることのない二つの素。

*たまに京アニはんの作品で描かれるポイントの一つに、「それがそう見えるようにワザとそれらしい作画と撮影にしてみました」というのがあって、本作でも二箇所ほど、希美のパンツが見えるように描かれてます。
こういうのって女子はどう感じるんだろうね。
因みに、昨日見た辻堂では、観客の大半は野郎。今日観たブルクでは6:4で女子が確認できた。

*その希美なのだが、TVアニメでは、「明るいリア充」として機能していたと思うけど、本作では結構黒い部分も垣間見えます。というか、相当黒い。
対比として、既にグルーピングされてイチャイチャして恋バナとかしている〈希美〉のパートと、これから関係を築いていこうとする〈みぞれ〉たちのパートの描かれ方も、今後のヒントとなっているかもしれません。
顧問の滝センセイから叱責されたあと、機材室で、〈希美〉は優子や夏紀に対して、「本番までには間に合わせる」とかのたまうわけです。このマイペースさこそが、原作の結果を招いたといってもいいと思う。

方や引きこもりのみぞれが、梨々花らによって、社交的になり、〈リズ〉と〈青い鳥〉のポジション変化を自覚してからの自由曲第三章の演奏シーン終了までの流れは鳥肌落涙もの。

*【ハッピーアイスクリーム】の仕返し。オーラスでみぞれが本作上もっとも驚き、目を丸くするのだが、これって、何だと思いました?
いまの10代が理解できるかは置くとして、【ハッピーアイスクリーム】については多くの方の記憶にある遊びで、会話中に同じ単語を口ずさんだふたりのうち、「ハッピーアイスクリーム!」と早く言ったほうが、相手に奢ってもらえる、というヤツです。邂逅(?)後の帰り道、みぞれはこの言葉を希美より早く口にする。
みぞれがこの言葉を発する伏線が張られていたことは、観賞した方なら解るはず。ただの言葉遊び。
でも、その結果何が起きたのか? みぞれは何に驚いたのか?
「じゃあ、みぞれの奢りね!」と希美が返したからです。以上ここまでmenehuneの妄想。

*オーディション終了後は、ちゃんとユーフォの数が合ってたりする。原作準拠。

実は、原作『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 後編』の冒頭までしか読み進められていない。今週読破して、今週末の観賞で印象も変わるかも知れない。

というか、本作はとっととBDリリースして、次回新作の担保とすべし。


【2018年4月28日追記】
響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 後編』を遅まきながら読了。
そして今朝、8:50の回!を観賞してきた。全然見え方が変わりますね。

原作の感想をまとめるなら、あんな結末だったのね、と(一応褒めてます)。
掲示板とかファンサイトを、積読の間覗かなかったおかげで、事前のネタバレ情報が入ってこなかったことは幸い。
原作と本作『リズと青い鳥』の時系列が若干ずらしてあることも理解できたし、コンテ的にヒトを横切らせて、希美の表情が一瞬にして切り替わるシーンなどは原作の言い回しを演出してみせている訳で、原作に目を通したほうが楽しめるはず。
しかも本作の公開に合わせて、積読だったものを今更読んでから鑑賞することで、より深く本作を楽しむことができた。
ハッピーアイスクリーム】ネタが、原作にない劇中のオリジナル脚本・演出であることも確認できた。
だとすると、以前書いたmenehuneの妄想は信憑性を増すのでは!?

この4月に発売された原作短編集『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のホントの話』を網羅する形で秋の劇場版は構成されるのだろう。原作、注文した。秋までに読んどく。
前述したとおり、映画『リズ』では、みぞれを(再)覚醒させちゃったわりに、京都府大会まで進んですらいないという状態だから。

何にせよ、イチイチ〈みぞれ〉が可愛いので困る本作、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』的な、瞳のバランスを実際のデッサンに寄せているキャラクターデザインだが、秋の新作も等身は戻して欲しいけど、こと〈みぞれ〉のキャラデザはこのままでいいと思う。

将来に対する漠然とした不安を表すものとして、山田カントクこだわりの「山田ウォーク」に気づかれた方も多かろう。本作における〈みぞれ〉の少し前傾しながらのトボトボ歩きは『けいおん!!』14話以降のED映像を参照されたし。

今日4/28にも追加でショートPV公開されてますね。3本も。。。ショートとはいえ、こんなに見せても。。。初週でTOP10入りしなかったのショックだったのかしら。ブルクは良く入ってるし、明日も見て計4回で〆かなあ。
(追記了)

【2018年5月3日追記】
ぞくぞくとshortPVが公開され、公式の焦りみたいなものを感じますが、低音パートの【大好きのハグ】カットまで晒されちゃったので、この際だから紹介しますね。

http://liz-bluebird.com   (C) 武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会

左から、
黄前 久美子
長瀬 梨子
後藤 卓也
鈴木 さつき
鈴木 美玲
加藤 葉月
川島 緑輝
中川 夏紀
久石 奏

月永 求だけ見当たりません。コントラバスは2台あるのにね。
(追記了)


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