旅は食にあり。京都観光で使える!おすすめランチと朝食のお店・その6
ブログ運営者のmenehuneが、京都の旅でお世話になったランチと朝食が美味しいお店を紹介していくシリーズ、その6です。洋食メイン、たまに和食。うどんも網羅していきます。あなたの京都観光の参考になれば幸いです。
- 21)【まるさか洋食堂】でハンバーグ、オムライス(高野)
- 22)【浅井食堂】でハンバーグとエビフライセット(下鴨)
- 23)【グリル彌兵衛】でパスタランチ(上七軒)
- 24)【同志社大学良心館食堂】でかき揚げそば(今出川)
21)【まるさか洋食堂】でハンバーグ、オムライス(高野)
〈カナート洛北〉のリニューアルオープンを12月に控えた左京区高野。そんなカナート洛北から北大路通へ向かい、「ラーメンストリート」と呼ばれる東大路通より一本西側、高野交番脇の路地を北に向かうと「賀茂波爾神社(かもはにじんじゃ)」の向かいに見えてくるのが、2019年春に開業したばかりの町洋食〈まるさか洋食堂〉です。
オープンして半年がたち、〈まるさか洋食堂〉はネット上でも話題になっています。透明下敷きに店名と営業時間、そして主なメニューが書かれて壁に貼られています。ランチどきしか営業していないそうで、伺った日もテーブル席は満席。申し訳なさそうにカウンターに通されましたが、マスターの調理の様子を拝めるので却って好都合です。
町洋食〈まるさか洋食堂〉の一番の特徴はその安さでしょうか。殆どのメニューは1,000円でおつりが来ます。
〈まるさか洋食堂〉のサービスランチのCはハンバーグとエビフライそしてコロッケのほか、ロースハム、豆の小鉢、キャロットのソテー、ミニトマト、オクラ、キャベツ、ミカンと、これでもかと食材が盛られていて、これにさらにミニサラダが別皿で付くのです。これで950円です。コスパ高すぎです。ライス用のゆかり(赤しそふりかけ)が用意されている気遣いもいいです。これに比べてライスの量は控えめです。
感心したのはハンバーグが焦げを意識した仕上がりとなっていた点です。その香りと歯ごたえが鼻に抜けます。美味いです。見た目も味も自家製と判るタルタルでいただくエビフライもコロッケも美味。〈まるさか洋食堂〉店内にはスペースの都合か、カウンター席にだけ割りばしの用意があります。これは通いたくなるお店がまた出来てしまいました。
京都〈まるさか洋食堂〉。これは違う日のサービスランチB。オムライスとエビフライ、コロッケにサービスランチのCと同じ付け合わせがついて900円。アルミパンでオムライスを作るマスターの所作は勉強になります。マスターはCPが高いと褒めると「来年潰れます!」と仰り、調理場のアルバイトくんに、お前のせいや!と腐す。さらに、ネット上の評判を述べると「全部サクラです!」と仰る皮肉の利いた方。カウンター席はこんなマスターの腕さばきを見ることができる特等席なので、進んでリクエストすることをオススメします。
前回指摘した箸問題はテーブル席でも任意で取りに行けるようになりました。平日なのにひっきりなしに来店があり、4席テーブルが二つ、2席テーブルが二つ、カウンター席は2~3席なので対応できる客数は限られます。席が空いたら店側から電話をくれる、というサービスがあるようです。〈まるさか洋食堂〉の動向には注目ですね。
まるさか洋食堂
〈ランチ営業〉12:00-14:30ごろ
〈住所〉京都府京都市左京区高野上竹屋町14 ハイツ藤田1F
〈定休〉不定休
〈公式〉-
〈電話〉075-721-8739
22)【浅井食堂】でハンバーグとエビフライセット(下鴨)
京都で話題の洋食屋のもう一軒が〈浅井食堂〉だ。
京都駅のキヨスクで売られている洋食弁当も同店が手掛けているものがあるほど(太秦の〈穂久彩〉とのコラボ)。今年で開業5周年。バス停「下賀茂神社前」下車、徒歩2分ほどで〈浅井食堂〉に到着です。
伺ったのは平日の12時半ごろで、客席は6割がた埋まっている。
すでに生パスタランチは品切れ。そう言われると食べたくります。次回は開店を目指そう。土日は入店も困難で食材品切れで閉店というほど繁盛しているようだ。
menehuneが食事をいただいた日はたまたま日が悪く、テーブル一つ隔てたガラの悪いアジア人観光客の女性二人組に辟易したが、これはお店のせいではないからねえ。
京都〈浅井食堂〉のハンバーグとエビフライセットは1,500円。そんなこともあったので、心中穏やかではない。あまり味も感じなかったけれど、美味いんだと思います。
下鴨の名店〈のらくろ〉のすぐ近くにこんなニューカマーが育ってきているんですね。
浅井食堂
〈ランチ営業〉11:00-15:00(LO.14:00)
〈住所〉京都府京都市左京区下鴨松ノ木町43-1 富山コーポ 1F
〈定休〉月曜日
〈公式〉https://m.facebook.com/asaishokudou/
〈電話〉075-706-5706
23)【グリル彌兵衛】でパスタランチ(上七軒)
北野天満宮の東側に広がる上七軒(かみしちけん)の花街(かがい)に〈グリル彌兵衛〉があります。開店と同時にmenehuneを含め単身客が3名が入店。その後12時までの間にほぼ満席に。その大半が本日の日替わり「もち豚のロースカツレツ」1,400円をオーダーしています。
京都〈グリル彌兵衛〉のパスタランチ1400円は、ベーコンときのこを贅沢に使ったもの。乾麺を茹でている間にベーコンとキノコをソテーし、いったん火を止めます。茹で上がった麺をパンに落として、醤油を回してさらにソテーして出来上がりです。と簡単に書きましたが、素人には簡単に再現できない絶妙なうまみを伴ったパスタに仕上がっています。カウンター客のそれぞれに水のピッチャーが置かれる気遣いもうれしいです。京都の洋食屋さんでパスタを提供するお店はさほど多くはありません。それならイタリアンへ行け、というヤジも聞こえそうですが、あまり堅苦しいのはね。そういう意味では割と貴重なお店かもしれません。
グリル彌兵衛
〈ランチ営業〉11:30-14:00(LO.13:30)
〈住所〉京都府京都市上京区 七本松西入上真盛706
〈定休〉月曜日・第3火曜日
〈公式〉-
〈電話〉075-467-3010
24)【同志社大学良心館食堂】でかき揚げそば(今出川)
〈同志社大学良心館食堂〉は同大学の今出川キャンパスにあります。御所の北にキャンパスを構える同志社大学。バスで目の前を通過しても、その内部に足を踏み入れる観光客は、そういないでしょう。今出川キャンパスには一般公開している資料館「ハリス理化学館同志社ギャラリー」もあるので、やましいことでもない限り大手を振ってキャンパス内を闊歩できます。ルールを守って歴史的建築物の見学もついでにいかがでしょうか。
地下鉄烏丸線の「今出川」駅の1番出口から地上に出て、すぐにある西門からキャンパスに足を踏み入れ、左手にある「良心館」に向かいます。ここの地下には学生向けのコンビニ、書店などがそろっています。〈同志社大学良心館食堂〉もここにあります。
土曜日の午後2時過ぎということもあるのでしょう。さほど混んではいません。行動予定にもよりますが、旅行者でも平日なら朝食からランチ、夕食までここで済ますことが可能なのがお分かりいただけるでしょう。しかもこの価格です。〈同志社大学良心館食堂〉のコアタイム11:30-12:30は学生さん優先で、部外者は時間をずらして利用させてもらいましょう。
〈同志社大学良心館食堂〉はトレイを持ちカフェテリア方式でオーダーし、品物を受け取ったのち、レジで会計という流れです。「組合員ですか?」と訊かれるので、素直に違うと答えましょう。会計に非組料金が上乗せされます。それでもかき揚げ蕎麦は非組の部外者で277円だ。正直味は何だけど、生協もあまり学生にいいものを食べさせてもね。以前、京大の〈カンフォーラ〉をご紹介しましたが、原則一般人にも門戸を開いてくれる大学の食堂も、旅の話題として悪くないと思います。
同志社大学今出川校地の彰栄館(しょうえいかん)[重要文化財]
同志社大学良心館食堂
〈営業時間〉平日8:30-20:30 土曜日10:00-18:30
〈住所〉京都府京都市上京区玄武町601 同志社大学今出川校地良心館地下1階
〈定休〉日曜日
〈公式〉https://www.doshisha-coop.com/
〈電話〉075-721-6907
その7へ続きます!