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2011年9月24日、「アジョシ」を観た。


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「ハスリング」対象作なので、観てきた。韓国映画「アジョシ」。
観ながら真っ先に思い出したのが、先日、喝采を浴び終了したノイタミナの「うさぎドロップ」。
物語の類似性はさしてないけど、娘っ子ひとりにいい大人が「奮闘」するところは同じかな。

本作では主人公のほかにもう一人ロリコンがいて、なんだかなあ、というお話。
その女の子だが、さほど琴線に触れるほど、こちらのロリ心を突き動かす見た目でもなく、台詞回しに感涙を誘発させることもなく、物語自体もどこかで見たような展開と、お涙頂戴的なタイミングで流れるサントラに鼻白むばかり。

主人公をはじめ、俳優(男ね)陣は惚れ惚れするイケメン揃い。良いも悪いも個性的だ。
チャイニーズの弟の方など、アニメキャラっぽい風貌とキャラがツボ。

それとベトナム人の用心棒ね。これがもう一人のロリコン。悪役なんだけど優しさにほだされっていう見え見えの伏線の張られ方とかね。

主人公と少女の関係の掘り下げが足りないのと、少女を助けんとする動機となった主人公のトラウマの描写が分かりにくい、というか定型すぎるのか。
トラックが突っ込むシーンでは不謹慎ながら笑ってしまった。もちろん劇場の大半を占める女性陣には気付かれぬよう。

ラスト近くの大殺陣で、「例のもの」が無造作にラスボスから主人公に渡され、一応誰もが抱く絶望的感情、そして結末。例え生きていてももう彼女は主人公の声しか聞こえない、という展開もあるのかな、と思わせます。

どう思われましたか。私は主人公とベトナム人用心棒が「会話」も無く死闘を繰り広げる様と、ベトナム人が「例のもの」を軽く撃ち砕く様を目にして、「あっ、こいつはマジで狙ってるな」と思いました。そのための伏線で、ベトナム人は彼女連れて逃げるんだろうなと。
もっとも、こいつは終始主人公に対しても優しいんですけどね。

というか、ラストに向けて、刑事たちもどんどん主人公に優しくなっていく。「乗せろ」とかね。

好評価が多い傾向の作品、王道といえば王道。でも若干男優萌えした程度で私的には終わりました。

ただ、ラスト近くの朝日を浴びて走る車中の描写と背景のソウル?の遠景は綺麗でしたね。


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