映画「オデッセイ(原題: The Martian)」を観た。
まず、タイトル・クレジットのフォントがしょぼ過ぎて、目に入ってこない点。
全般、ハリウッド大作のどうですかあ、的展開。
主人公を救う、ミッションに絡んでくるのは中国だし。
しかも、その計画の詳細は明らかに描写されないまま、本編は淡々と進みます。
明快なカタルシスが無いか、と問われれば、それはあるんだけど、それが面白いか、と訊かれれば、決してそんなことは無い。
そんな予定調和的なお話でした。
映画「ライトスタッフ」(The Right Stuff )あたりからの見せ方として、NASAと記者陣との攻防、というのが、本作でもオマージュ的に描かれていて、その流れが演出的な伏線として、エンディングの下げとして機能はしてるんだけど、「ふーん。だから。。。」と思ってしまう。
ただし、David Bowie はんの「Starman」が劇伴で流れた時は泣いたわ。
タイムリーなだけだけどね。
これぞビッグ・バジェット、っていう典型を2016年2月に再確認した次第。
こんなだったら、TVで観ればいいや、って作品でした。