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「ミッション:8ミニッツ」を観た。


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原題「Source Code」
邦題「ミッション:8ミニッツ」を観た。

この監督の作品、といってもまだ2作目だが、前作「月に囚われた男」同様、主人公は組織の利益のためにいいように操られているようで、そんな葛藤の中、自らの幸せや進む方向を見つけていく、という共通点がある、とはいっても映画全般よくある設定か。

これSFサスペンスじゃなく、ファンタジーじゃん。良い意味で。泣けるし。
主人公の成長と愛の物語要素が絶妙。生と死をも考えさせられます。

舞台はシカゴ近郊。風景が綺麗。在来線の列車が2階建てなのだが、この構造も興味深い。関東でも東海道線や、横須賀線グリーン車で導入されているがこの列車は作りがまったく異なる点も面白い。
プログラムによるとシカゴが舞台だがロケ地はカナダのモントリオールだそう。
また列車内の撮影はすべてセットだそうです。道理で造形が凝ってるわけだ。
因みに「キラ☆キラ」金曜日で今作を評した町山はんがプログラムでも解説をされています。

ラストの落ちというか、主人公がたどる結末、そして彼を操る組織が直面する状況はかなり意外だが、それも込みでファンタジーなら許せる展開。なんだか、往年(と書くと少し寂しい表現だが)シャマラン監督の作品群を観ている様な気持ちにさせられた。
作中、実は主人公を操るラスボス的存在の博士から「ネタバレ」的な解説が行われるのだが、これは鑑賞後じっくり考えてみてください。ヒントはラスト近くのストップモーションと、「その後」の展開です。

上書き不可能な過去の記憶の世界で話を膨らませること自体、到底不可能なことと思われるのだが、その「記憶」の世界で主人公が取った行動が現在(少し先の未来)に影響を与えていく。「なにこれ、ありえねえ。」と片付けられないのがこの作品の魅力なのでしょう。
OSTも特にピアノの旋律が素敵。
いわゆる「タイムトラベル」物の様でいて、まったく性質が異なります。

オススメです。

IMG_0135.jpg
映画 けいおん!」の巨大POPも見れました。

予告で流れていた「リアル スティール」で燃えた。これは面白いかも。


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