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アニメ「氷菓」10話「万人の死角」雑感。


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アニメ「氷菓」10話「万人の死角」雑感。

あの里志の言い回しに「涼宮ハルヒの消失」での古泉を重ねた方は多かったのではないでしょうか。
持たざる者の持つ者への嫉妬。
10話劇中でも表現されていましたが、通常この場合、持つ者は持たざる者の気持ちに気づきません。
それでも、里志のように、自分の無能さを見た目無邪気に吐露できればまだましです。
相手に気づいてもらえるのですから。
ただ、それで同情をかわれたのではいたたまれないのですけど。

入須の場合はどうでしょう。
「女帝」と仇名され、目をかけられた人間は彼女の手駒としていいように操られる。
本人は操られていることに気づかないまま。ここが彼女のすごいところ。
奉太郎は入須の得た各方面からの情報分析の結果、目をかけられ(つけられ)、同様に、いいように操られます。
「乗せられた」探偵役として、驚くべき謎解きをしては見せますが、それは結局、一番まともな次善策で片づけられてしまうのです。

里志から見たら、憧れの対象でもある奉太郎。しかし、その奉太郎でさえ、入須の前ではただの駒でしかない。
でも、その入須ですら、数年前から頭の上がらないある先輩「あ・た・し」がいるのだ。
このヒエラルキーが面白い。
入須は「あ・た・し」が知ってか知らずか吐いた何気ない言動に幾度かへこまされ、幾度か持ち上げられた経験を持っているのかもしれない。
でも、「あ・た・し」が入須にした行為は、決して受け手がどう思おうと、悪意にまみれたものではないのでしょう。
入須が本郷を庇うため採った行動、それは過去の経験から学んだことなのかもしれません。
傍から見れば、動機と手段が交わらないこともあるのでしょう。奉太郎が感じたように。

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© 米澤穂信角川書店/神山高校古典部OB会

個人的な今話の白眉はこのカット。
入須先輩がデレた場面を一瞬で妄想させるスーパーショットです(原作でもアニメでもそんな場面は一切ないけど)。
そこの御仁。。。貴方もそうですか。。。シェイクハンド。。。

次回「愚者のエンドロール」完結編は、原作の「女帝」の前髪が掻き上げられる描写があるはずですので、楽しみです。

しかし、次話で吐露される里志の思いもよらぬ感想。
ミステリに疎い(含む、わたし)、かつ原作未読の輩からのコメントはものすごいものがありそうで。
じょじゅちゅとりっく。。。ええええええええ!!!

聖地巡礼型の見方をすると、「パイナップルサンド」と「一二三」の描き方が異なることに気づきます。
「パイナップルサンド」は奉太郎のホーム。  「一二三」はアウェイですものね。
心理的にもアウェイの風が吹いている。
結局ホームでも、奉太郎はえるにほだされた(適切な表現ではないかな)わけですが。

物語は次回で「愚者のエンドロール」が終了。
その次からはOP/EDも装い新たに、原作3作目「クドリャフカの順番」がスタートします。
(実際は水着回を挟むけど)
殆どあてずっぽな妄想だけど、以前も書いた通り、「クド偏」初回のOPでは、えるの喪服が拝めるものと期待しておきます。
喪服を期待、なんて不謹慎だけど、これを描けば、「氷菓」の本当の締めが迎えられるというものです。


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