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野生時代 2012年8月号、米澤穂信はん「鏡には映らない」雑感。


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野生時代 2012年8月号、米澤穂信はん「鏡には映らない」雑感。

ネタバレ(設定バレ)がありますのでご注意を。



いい話でした。

タイムライン上の設定は、古典部シリーズ「ふたりの距離の概算」後のお話。
「奉太郎」たちが2年生に進級し、マラソン大会を終え、「える」の表情に明るさが戻りつつある、そんな頃です。

ひょんなことから鏑矢中学の卒業制作で起きたあるアクシデントの謎に「摩耶花」が挑むという、原作、アニメを通じてFANが期待していた筋立てで物語は進みます。
よって、今作の語り手は「摩耶花」です!

<古典部シリーズ>FANの御仁ならお分かりの通り、「奉太郎」「里志」「摩耶花」の3人は同じ鏑矢中学の出身。
しかも、「奉太郎」と「摩耶花」は同じクラスで卒業制作に臨みます。

お話は中学3年生の「奉太郎」が全卒業生からの恨みを買ったある事件を追う「摩耶花」が、当時の意外な「奉太郎」のある側面に愕然とし、高校2年のいまの「奉太郎」と「える」との関係に気を遣いながらも、推理を重ねるうちに核心に触れ、自身の気持ちを省みるという流れ。

アニメが放映中の現在、目で文章を追う私の脳内では、佐藤聡美はんや茅野愛衣はんの声で台詞が再生されてしまうのは仕方がない。

過去の「野生時代」で、「ヨネポ」特集の際に掲載された「連峰は晴れているか」に比して、ページ数的に読み応えのあるものでした。

「鏡には映らない」のはデザイン担当としてプレートに残った者ではなく、その裏で画策したヒーロー「ふたり」のことを表しているのかもしれません。かっこいいね。

あとは裏付け作業が必要だけど、時節を考慮しない演出が可能な原作なので、今話は現在放映中の「氷菓」でオンエアできない内容じゃないな、とは思いました。
けいおん!」でいうところの、「空白の3学期」的な描き方は可能かと。

遠まわりする雛」が4月初旬のお話なら、2月の「チョコ事件」との間に今話が入ってもおかしくはない。
もちろん、「氷菓」の最終話は「雛」で締めなければならないので、

「心あたりのある者は」
「あきましておめでとう」
「手作りチョコレート事件」
「鏡には映らない」
遠まわりする雛

という線があっても「話題」としてはうってつけなのではないか。
原作の「雛」では「里志」と「摩耶花」は完全に「奉太郎」応援モードに突入、していると思えなくもないので。
今話で「摩耶花」のモヤモヤが晴れたのは、その伏線、と考えておきましょう。

それとも、アニメオリジナル回をやるのかな・・・。

今話は、「ハルヒ」で言うところの「サムデイ イン ザ レイン」に思えてしまうのは私だけかなあ。


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