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menehuneの写真旅の記録。ヨコハマ、京都、北九州など、SONYの一眼レフデジカメα900、α99、そしてミラーレス一眼カメラα7で撮影した写真とインプレッションを紹介します。お気に入りの温泉、映画、グルメ、アニメのインプレもたまに更新します。


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映画「心が叫びたがってるんだ。」を観た。


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映画「心が叫びたがってるんだ。」を観た。

ファースト・インプレとしては微妙なんだよね。

明日以降、もう一回鑑賞しようと思う。その上で、ここに追記する。

初見の感想で、結構致命的な点を書いておく。

そもそも、ヒロインは喋るとおなかが痛くなる設定なので、SMSを通じて他者とコミュニケートを図ろうとするんだけど、演出的な見せ方がふた通りあって、ひとつはアニメーション上のスマホガラケーのモニターにテキストを表示させる手法。

もうひとつは演出上、シネコンのスクリーンにSMSの吹き出しをダイレクトに表示させる手法で、これも最近のアニメ作品で見る手法ですね。
後者は見やすいからいいんです。問題なのは前者。描写される携帯電話のモニターが比較的大きく表示されるシーンではテキストが視認できるけど、少し小さく描写されると、シネコンのスクリーンですらもはや視認困難、となるのだ。

このスケールでBDに降りてきたとき、恐らくTVモニターでは視認できないのではないか? と心配してしまう。
スクリーン、モニターとの相対距離を狭めるしか対処の仕様がないと思うので、描画サイズはもっと気を配るべきだと思う。


【9月20日追記・若干のネタバレありますので、注意。】

この障害が、物語の推進に大きな影響を与える箇所がある。
それは、たまたま、成瀬 順と田崎大樹がふたりで歩いていた時、田崎の述懐に対して順が「そんなことないよ」的に差し出す携帯電話なのだが、この携帯のモニターに表示されるテキストが小さい上に露出時間が短いので、何が書いてあるのか、観るものが少し混乱するようにカット編集されている点にある。
このふたりの関係を示唆する場面がこれより前、改心した田崎に音楽準備室で同様に順が差し出す携帯の画面と、満面の笑みの順、という構図としてあるのだが、恐らくこのシーンも敢えて、カットを短くしている節がある。
つまり、本作クライマックスで田崎がとる行動を、あまり事前に見るものに悟られたくない、という思考なんだと思う。

全般、主人公ふたり、成瀬 順と坂上拓実の両親、特にヒロイン成瀬 順の両親は屑に描かれすぎ。
彼女の母親の職業が保険外務員なのは、何かの暗喩か皮肉なのかしら。
自分の娘ともまともに向き合えない母親が、人様の人生設計なんて、ちゃんちゃらおかしいよね。
それから、いちいち営業先にどら焼きとか持参してたら回らないと思うんだけどね。
作品の設定上とはいえ、これは引く。ドン引き。
順の親にしても、彼女の妄想癖から察するに、「お城」の存在を以前から口にしていたと推測することも出来るので、ああいう場所には行くなと教育するのが親の役目であるはずなのにね。
加えて、あのふたりは、なんの思慮もない言葉を娘に浴びせかけるものだから、彼女は自分のせいだと自身を責め言葉を発するどころか自由な思考すら、することを止めるところまで自分を追い込む。
思想や表現の自由を放棄したに等しいヒロインに坂上が告げる。お前のお陰で自分の気持ちに気づくきとができたと。感謝していると。でも、お前の告白ノーサンキューと。

順の幼少期、玉子と向き合う夕暮れ時、順の身体のラインを意識した塗りが良い。エロい。
また、最初に坂上から「地域ふれあい交流会」の出し物を指摘され、心を読まれた、という思いから屋上で逡巡する順の呼吸がエロいです(おい、変態!)。

DTM研の麻雀ゲームって、いま流行ってんの? 麻雀自体、若い連中は判らんだろう(私もルールを知らない麻雀童貞)し、伊勢佐木町ブルースとか、ところどころオヤジ臭いんだよね。
女とヤりたいとか、クラスメイトのキスシーンとか、このあたりも少し感覚がずれてるんじゃないかと。

それに仁藤菜月はチア部なんだから、それらしい短いスカートでアンスコの一つや二つ見せてくれるのかと思えばそれもない。せいぜいジャージどまりってなによ。

キャラクターデザイン詐欺は言い過ぎかとは思うが、中盤からの作画の崩れはいただけない。
特に酷いのが田坂の目がどんどん離れていくことなのだが。
トレースに近い背景描写やクライマックスにインサートされる学校の様は京アニ山田尚子演出でさんざん見せられた訳で、既視感を否めない。
風の演出も「けいおん!」を思い出してしまったし。
寧ろ、「響けユーフォニアム」を経験した後だと、私自身の見る側のハードルが高くなり過ぎているのだろう。
終盤、ヒロインの順が髪をアップにする(いわゆる田井中 律状態ね)のだが、これ誰? って、判ってても少し戸惑います。

最後、二つの曲を同時に歌うのは失敗だと思う。
入場特典で配られた、物語上のプログラム「青春の向こう脛」(多分、青春の向こう見ずに引っ掛けてるんだと思う)の最終幕に二つの曲の歌詞が載ってますよね。
順の気持ちに寄り添ってはいるけど、これを同時に歌って感動しろってのはいささか無理がある。

言葉はヒトの気持ちを傷つけることもあるけど、だから、相手の気持ちを斟酌して叫ぼうね、ってテーマなのかなと思います。

最後に、エンドロール後の「玉子」のコンテ、演出。。。なんですかね、あれは。
彼にああいった要素があったでしょうか。Qべえだって、あんな所作はしないでしょ。

順のキーホルダーがウサギなのは沈黙のメタファーね。


公開二日目の日曜日。朝9時回、400ある座席は1/4しか埋まっていなかった。
どうなる、「ここさけ」。

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